小売業の立地条件を考える

売れ筋を追うな!
・・・小売業共通の誤り・・・

文末に
無料・立地条件概略チェック
!例として、中古ゴルフ用品店を検証!

 「売れ筋を追うな!」とはいかなる事か.と首をかしげた方も多いと思います.
 無論、売れ筋商品があるに越したことはないのですが、残念ながら、それは店舗にとって、売上向上の切り札とは言い切れませんし、小売業の場合、競合店のある場所では、その商品はどこの店舗にもあるもので、それが値引き競争の源となることが多く、経営的に、良い方法とはいえないのです.

 これをお解りいただくために、立地条件というものをどう見るか?を、例にあげて、ご説明していきます.

@立地規模【第1のキーワード】を見てみます.
 これを決定付けるのは、「業種」と「売り方」です.
 いえ、売り方だけで決まると言ったほうが正確かもしれません.
 業種によって売り方が違ってくるので、2つをあげたまでのことです.
≪業種による差≫
 通常、コンビニエンスストアのような業態の場合、200〜300mの範囲の客が中心となっているようですが、これは何故なのか、を考えて見ます.
(1)その名のとおり、客が買いたいと思ったときに、来店すると、そこに不思議と欲しいと思った商品がある.それは、大変便利なものです.
 POSレジによって、よくく管理され、商品が時間によっても変化して、お客の生活に密着しています.
(2)しかし、それは同時に、スーパー、百貨店、専門店には当然ある商品がほとんどであり、24時間営業などの利便性によって、集客しています.
 これは、競合店のある場合、遠方の客を呼べない理由でもあります.
 ですから、競合しているときに、特色を出すのに苦労することになります.
 また、通常、競合の場合、新製品競争、価格競争とならざるを得ない理由でもあります.
 専門店の場合は、少し違ってきます.
グラフ

 概念的には、上図のようになり、専門店ほど遠方のの客の占める割合が増えてきます.
 実は、ここにヒントがあるのです.
≪売り方による差≫
 コンビニエンスストアの場合、ほとんどの場合は、POSレジによる各地からのデータ分析から、品揃えをして、客を待ちます.ですから、客層は、必要性を感じた近隣の人々が中心となります.
 しかし、独自の商品をそろえたお弁当屋さんがあったとすると、そこにしかない商品でありますから、その商品を食べたくなれば、遠くからでも来店するしかありません.これが、専門店です.
 「だから、売れ筋商品が大事なんだ!」と言いたい人も多くあるでしょう.しかし、いざ競合してしまったら、それもすぐに半減し、値引き競争、新商品競争になります。
 そこで、売り方となるのですが、その前に、立地の規模について、具体的に見てみましょう。
A中古ゴルフショップの立地を見る。
地図(港北広域)





 これは、横浜市・港北地区です。
 東京のベッドタウンであり、京浜川崎地区、横浜商業地区にも近く、近年、拡大しつつある新興住宅街の典型です。
 最近、この、地下鉄センター南駅近くを中心に、中古ゴルフショップが大きな売上をした地区でもあります。













地図(港北拡大図)


 なぜ、この地区で中古ゴルフショップが成功し、そして、激戦地区となっていったのでしょうか?

 地下鉄は、新横浜、横浜駅へ通じ、東名高速の青葉インターと第三京浜の都築インターに挟まれた位置にありますが、人口密度は、さほどのことはありません。
 ポイントの1つといえるのが、交通手段が”車中心”となっている点です。
 ゴルフ用品にとって、車で来店しやすいことは良く、商品の特性とマッチしています。
 それが、商売の規模を、通常の小売業よりも大幅に広げる可能性を作りだしています。
《港北地区・商圏内人口調査》
           (千人)
 都築区    147
 港北区    291
 緑区2/3   103
 青葉区1/2  132
 宮前区1/3   62
 ---------------
    合計  735
統計によると
全国平均の人口に占めるゴルファーの割合は、14%

735千人×0.14=約100千人
よって、この地区にいる
ゴルフ関連商品を買う可能性のある
潜在客数は、約10万人。

車中心の交通手段が、予定し得る最大商圏内人口約70万人とすることが可能となる基礎となっています。
 しかし、上記のように可能性のある立地だからといって、売上は、「売り方」によって大幅に変化してしまいます。

 現在のように、商品をよく管理された状態で区別し、並べるという普通の売り方だけでは、競合店が近隣にできてくると、たちまち、この商圏を分け合うことになってしまいます。その結果、買取価格競争、値引き競争になり、売れ筋商品は、あまり儲からない商品となっていきます。
 潜在客数である約10万人を掘り起こしきれない原因ともなっています。

つまり、売上は「売り方」で決まるのです。

 そこで、「売り方」ですが、
実践できる具体的売上向上策をご提案いたします。

また、上記の例のように
店舗の立地条件、地域の潜在客数調査、商品の特徴などを調査したい方は、

小売業・立地条件調査(有料)をご利用下さい。


 

無料小売業・立地条件概略チェック

<店舗運営方法から見た、立地の良し悪し>

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一般論ですが、概略の考え方を変えるヒントは、差し上げられると思います。

     
           YES/NO形式です。該当するほうをクリックして、進んでください。
          スタートはこちらから↓↓↓↓
万引き防止
・防犯装置は万全である

はい   いいえ     
・防犯装置は、あまり目立たないようにしている

はい  いいえ
・客に、気づかれないように見分ける

いいえ  はい
店 番 ・万引き防止は店番の要だ

はい  いいえ
・客に対する挨拶は、大声で

はい  いいえ
・客と目線を合わせないようにしている
いいえ  はい
陳列
レイアウト
・棚卸がしやすいような配置だ

はい  いいえ
・陳列は、あまり変えないほうだ
はい  いいえ
・ポップはジャンルにまとめてつけるほうだ
いいえ  はい
商 品 ・売れ筋商品を仕入れることに集中
はい  いいえ
・珍しい商品を仕入れることに注意している
はい  いいえ
その時々、何を客に奨めたら良いか、考えている
いいえ  はい
広 告 ・小売は、あまり広告すべきでない
はい  いいえ
・媒体は、2種類以下しか使っていない
はい  いいえ
・広告に商品の単価は出さないようにしている
いいえ  はい
あなたは、番です!
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★さて、結果は出ましたでしょうか?
 では、こちらから、貴殿のメールアドレスに、アドバイスをお送りさせていただきますので、上の、結果番号のチェックボックスへのチェックと、下記のメールアドレスを、必ずご記入の上、確認ボタンを押してください。
 後日、アドバイスをお送りいたしますので、お待ちください。

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